“にょうご”の漢字の書き方と例文
語句割合
女御100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかなる女御にょうご更衣こういとても、こう素裸にして見たなら干鮭の一匹ぐらいは出てこようと。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
秀次は又、朝廷に白銀三千枚を上納し、五百枚を第一の皇子に、五百枚を准三宮藤原晴子に、五百枚を女御にょうご藤原前子に、三百枚を式部卿智仁親王に、五百枚を准三宮聖護院道澄に献じた。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
やがて皇太子も御元服となられたのをしおに、姫を入内させた。立后りっこうはべつであるが、尚侍ないしのかみじょせられ、お添い臥しはかなうのである。麗景殿でんにおかれたので「麗景殿ノ女御にょうご」ともよばれた。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)