“なんばんわた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南蛮渡50.0%
南蠻渡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がんどう返しと呼ぶ非常口は、武家屋敷の主人の居間近くには、必ずどこかに伏せられてあると聞いたが、当時、珍しい南蛮渡なんばんわたりの大鏡を壁にはめこんで、そこから一体どこへつづいているのだろう。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから、河豚の毒なら身體がしびれる筈だが、そんな事がなくて、腹の中が燒けたゞれるやうで、血を吐いたのは南蠻渡なんばんわたりの毒藥に違ひない。玄道さんもさう言つて居る