“なにわぶし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浪花節95.8%
浪華節4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず御定おきまりの活惚かっぽれの小屋が掛かる。するとデロレン祭文さいもんが出来る(これは浪花節なにわぶしの元です)。いずれも葭簀張よしずばりの小屋掛け。
これまで芳太郎は、中村から小遣いを強求せびっては、浪花節なにわぶしや講釈の寄席よせへ入ったり、小料理屋で飲食いをしたりして、ぶらぶら遊んでいた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
楽遊らくゆう奈良丸ならまる浪華節なにわぶし聴惚ききほれているかと思うと、いつかうとうと眠っているようなことが多かった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
普通教育において時代遅れの歴史的武士道的道徳と浪華節なにわぶし以上に出ていない義理人情とを教えて、人間としての愛と権利義務思想とを教えないで置けば、自己の死活に関する大問題の前に
食糧騒動について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)