“なにくそ”の漢字の書き方と例文
語句割合
何糞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何糞なにくそ。いくら貴様が魔法使いでも、おれはちっとも怖かないぞ。出てゆかねばこうだぞ」
豚吉とヒョロ子 (新字新仮名) / 夢野久作三鳥山人(著)
それを聞くと、僕は「何糞なにくそ」とけない気が出て、いきなりその帽子に飛びつこうとしましたら、帽子も僕も一緒になって学校の正門の鉄の扉をなんの苦もなくつき抜けていました。
僕の帽子のお話 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
谷中やなかへ入った時、あんまりしゃくにさわるからとうとう武者ぶりつきましたよ。このまま続けた日にゃ、夜の明ける前に参ってしまう。何糞なにくそで、いきなり御用ッと来ましたね。