“とりこし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取越80.0%
鳥越20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「来んうちから心配をするから取越とりこし苦労さ」
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
きっとほかに美しい娘さんもおありでしょうし、もしそうでないとしましても、私の様なこのお多福たふくが、どうまあ一生可愛がってもらえよう、などと色々取越とりこし苦労もしますれば、従ってお友達だとか
人でなしの恋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
鳥越とりこし村の釜清水かましみずという部落なども、釜池という清水が村の名になるほど、今では有名なものになっていますが、もとはやはり水がすくなくて、わざわざ手取てとり川まで汲みに行っておりました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)