“でしいり”の漢字の書き方と例文
語句割合
弟子入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
供揃ともぞろいをして、駕を、わざわざ呉服橋の吉良家へ向けた。あくまで師門に弟子入でしいりするような礼を執って、内匠頭は、慇懃いんぎんに、指導を仰いだ。その態度が、上野介には気に食わない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは抽斎と森枳園もりきえんとがまじわりを訂した事である。枳園は後年これを弟子入でしいりと称していた。文化四年十一月うまれの枳園は十一歳になっていたから、十三歳の抽斎が十一歳の枳園を弟子に取ったことになる。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)