“ちょうおう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
張横33.3%
張旺16.7%
張黄16.7%
悵快16.7%
釣翁16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数としては、少なかったともいえるが、馬超の心をひどくくじいたものは、かの旗本八旗のうちの程銀ていぎん張横ちょうおうのふたりがあえない死をとげたことだった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「へい、先日、張順さんにもお願いしてあるんです。そうそう言い遅れたが、張順さん、ついさっき、截江鬼せっこうき張旺ちょうおうのやつが、ここをあたふた通って行ったぜ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張旺ちょうおうっ。ちょうど、この辺だったな。いつかの晩、てめえが俺に、うまい雑炊ぞうすいを食わせてくれたのは!」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこへまた李俊、宋万、穆弘ぼくこう張黄ちょうおう、張順、穆春、侯健、蕭譲しょうじょう、金大堅らも加わり、李逵の一と組をあわせると、約三、四十名の顔合せとなったわけ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高鳴りひびく音が旗を巻き、くずれ散り、うらみこもる低音部の苦しみ悵快ちょうおうとした身もだえになると、その音は寝ている梶のはらわたにしみわたった。
罌粟の中 (新字新仮名) / 横光利一(著)
韻ハ水風ニただよヒ、経廻けいかいノ人、家ヲ忘レザルハナシといい、釣翁ちょうおう商客、舳艫じくろ相連ナリテほとンド水ナキガ如シ、蓋シ天下第一ノ楽地ナリともいっている。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)