“ちゅうぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鋳造90.0%
駐蔵10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕府で新小判を鋳造ちゅうぞうし、その品質を落としたのは、外国貨幣と釣合つりあいを取るための応急手段であったが、それがかえって財界混乱の結果を招いたとも言える。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
よくはおぼえていないが、江戸時代の砲術家ほうじゅつかで、伊豆いず韮山にらやま反射炉はんしゃろというものをきずいて、そこで、そのころとしてはめずらしい大砲を鋳造ちゅうぞうしたという人である。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
駐蔵ちゅうぞう大臣の秘書官 天和堂というギャミ・メンカン(シナの薬舗やくほ)はワンズュ・シンカン(ラサ府の町名)にあるので
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
駐蔵ちゅうぞう大臣の盛粧せいそう せっかくの盛大な供養を何で僧侶に見せぬかといいますと、この時にはラサ府の市民が沢山見物に出かけて来ますので非常に雑踏ざっとうするです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)