“だうまう”の漢字の書き方と例文
語句割合
獰猛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、海岸地方や谿谷けいこくの多くは、熱病の巣と云つてもよいほどであります。それから、猛獣や毒虫がはびこつてゐますし、奥地の方には、獰猛だうまうで危険な土人たちが住んでゐます。
アフリカのスタンレー (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
或は聖美なるもの、或は毒悪なるもの、或は慈仁なるもの、或は獰猛だうまうなるもの、宗教の変遷、思想の進達に従ひて其形を異にするが如しといへども、要するに二岐に分れたる同根の観念なり。
他界に対する観念 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
いづれを見ても天草産の唐茄子面たうなすづらをした獰猛だうまうな怪物ばかりである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)