“たんそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歎息69.8%
嘆息29.4%
短促0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明日あすの晩はもうお前の声も聞かれない、世の中つて厭やな物だねと歎息たんそくするに、それはお前の心がらだとて不満らしう吉三の言ひぬ。
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その上あたりは墓の中のようにしんと静まり返って、たまに聞えるものと云っては、ただ罪人がつくかすか嘆息たんそくばかりでございます。
蜘蛛の糸 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
とお祖父さんは椎の木一本にも生先おいさき短促たんそくを覚えているのだった。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)