“そろり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
曾呂利87.5%
徐〻12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗祐ではおわかりになるまいが、本名を杉本新左衛門といい、彼の塗るさやをそろりざやなどと申すところから、曾呂利そろり新左衛門というほうがよく世間に聞えておるようです
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曾呂利そろり物語』四には伊予の出石いずしの山寺で足利の僧が妖怪を鎮めたとし、主怪をえんひょう坊、客怪をこんかのこねん、けんやのばとう、そんけいが三足、ごんざんのきゅうぼくとす。
赭色たいしやになりてはすの茎ばかり情無う立てる間に、世を忍びの白鷺が徐〻そろりと歩む姿もをかしく、紺青色に暮れて行くそらに漸くひかり出す星を脊中に擦つて飛ぶ雁の
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)