“ぜんちぜんのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
全知全能50.0%
善知善能50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし世の中に全知全能ぜんちぜんのうの神があるならば、私はその神の前にひざまずいて、私に毫髪ごうはつうたがいさしはさむ余地もないほど明らかな直覚を与えて、私をこの苦悶くもんから解脱げだつせしめん事を祈る。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「そうさな。今のような善知善能ぜんちぜんのうの金を見ると、神も人間に降参するんだから仕方がないかな。現代の神は野蛮だからな」
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)