“せっしやくわん”の漢字の書き方と例文
語句割合
切歯扼腕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今更のように切歯扼腕せっしやくわんしているような次第で……私共も一度はドンで年貢を納めさせられた前科者ナッポンサラミンばかりですが、今日の御演説を承りまして初めて眼が醒めました。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
このアフガニスタンでのヘンダスンの劇的活躍こそは、ドイツ特務機関をして切歯扼腕せっしやくわんさせたもので、この事件があってから、ヘンダスンの身辺はたびたび危険を伝えられた。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
三河みかわ長篠ながしののおとら狐に至っては、近世その暴虐ことに甚だしく住民はことごとく切歯扼腕せっしやくわんしているのだが、人にくときは必ず鳶巣城とびのすじょうの故事を談じ、なお進んでは山本勘助の智謀
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)