“せいぎょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
青玉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆえに理論は余をしてやむを得ず未来存在を信ぜざるを得ざらしむ、もし神はブラジルの金剛石、ボゴタの青玉せいぎょく、オフルの金を以て懶惰貪慾不義をもよそおいたまうなれば
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
ひかげはもうヴェランダののきを越して、屋根の上に移ってしまった。さおに澄み切った、まだ秋らしい空の色がヴェランダの硝子戸を青玉せいぎょくのように染めたのが、窓越しに少しかすんで見えている。
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)
冠の底を二重にめぐる一ぴきの蛇は黄金こがねうろこを細かに身に刻んで、もたげたるかしらには青玉せいぎょくがんめてある。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)