“ずさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
杜撰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新聞に出ているのは、これだけの事実を切り縮めたものでかなり杜撰ずさんなところが多いばかりでなく、事件の核心にはちっとも触れていなかった。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かく著者が樗を「おうち」、臭椿を「くそつばき」とするに至っては仮令たといそこにどんなよりどころがあったとしても、それは杜撰ずさんの甚だしいものである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
原図そのものからして、まだ地球の全貌図としては、はなはだ幼稚杜撰ずさんなものであったことはいうまでもない。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)