“ずいそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瑞相80.0%
瑞草20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お小遣をおくんなすったりして、本当に優しくして下さるよとういったら、母親おふくろが涙ぐんで、あゝ有難いことだ、そういうお方がらっしゃるのはお前が奉公の出来る瑞相ずいそうだから
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
日により、或は光線によって、起きぬけの額がすらりと晴れて見えると、伸子はその日一日、正しい心で暮せる瑞相ずいそうのような喜びを感じた。何の工合か、陰翳が濃く現れていると、暫く陰気になった。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
まことに瑞草ずいそうの生ずるようなめでたい代にめぐりあうべき瑞兆の言葉であり、めでたいはなしである。