“しんらばんしょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
森羅万象100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく考えると何にもないのに、通俗では森羅万象しんらばんしょういろいろなものが掃蕩そうとうしても掃蕩しきれぬほど雑然として宇宙に充牣じゅうじんしている。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
目を天地自然の森羅万象しんらばんしょうに映してその心の沈潜するのを待って、そうしてあるかないかの一点の火がその心の底にともり始めて
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
私は日常応接する森羅万象しんらばんしょうに親しみを感じ、これを愛玩あいがんしては、ただこの中にプレイしているのだと思っている。
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)