“しょくいんしつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
職員室100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始業のかねが鳴ったので、みんなと別れた先生は、職員室しょくいんしつにもどりながら、仁太のこときり考えていなかった。かわいそうにとつぶやいた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
母親ははおやは、おそるおそる職員室しょくいんしつ出頭しゅっとうして、ひくくあたまをたれて、いかめしい、ひげのあるかおを、まともにようとせず、ただ教師きょうしのいうことを、ひたいあせをにじませながらいていました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
職員室しょくいんしつの外のかべにもたせてある自転車にほこりがたまり、子どもたちはそれをとりまいて、しょんぼりしていた。もう小石先生はこないのではないかと考えるものもあった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
職員室しょくいんしつのとなりの宿直室しゅくちょくしつに男先生は住みつき、女先生は遠い道をかよってくるのも、男先生が三、四年を受けもち、女先生が一、二年と全部の唱歌しょうかと四年女生の裁縫さいほうを教える
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)