“しょうがいぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
障碍物58.8%
障害物23.5%
障礙物17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
池の面の波紋でも実験されるように、波の長さが障碍物しょうがいぶつの大きさに対して割合に小さいほど、横に散らされる波のエネルギーの割合が増す。
塵埃と光 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
だが、仮令たとい彼の方で友愛なり恋なりを感じても、それを相手に通じるまでに、どうすることも出来ぬ障害物しょうがいぶつが、まるで壁の様に立ちはだかっていた。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
白絣しろがすりの着物が、汗の為に、水にでも漬けた様にビッショリ濡れていた。足は棒の様に無感覚になって、一寸した障礙物しょうがいぶつにでも、つまずいては倒れた。
夢遊病者の死 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)