“しゅうじつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
終日94.1%
秋日5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死んだくろあにが矢張黒と云った。遊びに来ると、しろが烈しくねたんだ。主人等が黒に愛想をすると、白は思わせぶりに終日しゅうじつ影を見せぬことがあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
桜井の家は蓮正寺れんしょうじの近所で、おまいりの鰐口わにぐちの音が終日しゅうじつ聞こえる。清三は熊谷に行くと、きっとこの二人を訪問した。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
というところから、秋日しゅうじつのごとくするどく、はげしく、また釣瓶落しのように疾風迅雷しっぷうじんらいに働くというので、こう呼ばれる丹波自慢の銘刀めいとう
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
拝啓、今年はだいぶすずきの魚鱗多くうかがわれ、ほかの魚族も、よき潮模様しおもようと相見え候ところ、近来さっぱり御途絶おんとだえ、いかがなされ候哉そうろうや秋日しゅうじつぼくし、御一ちょうおすすめ申上候
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)