“しのばずいけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
不忍池100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ不忍池しのばずいけの蓮見には少し早いが、夏めくと、山内から池畔へかけて、何となく、そぞろ歩きの男女が多い。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
家業かげふ奮發ふんぱつすれば、あと三里さんり五里ごりはしれようが、それにしても、不忍池しのばずいけ三十幾囘さんじふいくくわい——いはんや二十七里にじふしちりづけの車夫くるまや豪傑がうけつであつた。つたものにとくはない。が、ほとん奇蹟きせきはねばならない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)