“しつよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
執拗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひろい正義愛、執拗しつような真実の探求、純粋な生活の讃美さんび、ことにきびしいストイシスム、高邁こうまいな孤独な魂の悲痛な表情がそこにある。
博物誌あとがき (新字新仮名) / 岸田国士(著)
私は何でもなしに言ったのだけれど、みさをは、私の言葉がしゃくにさわったのか、執拗しつようにだまりこくってたばこばかりふかしていました。
アパートの殺人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
つい一瞬まえまでの執拗しつような、たかぶった表情は拭き去ったように消え、まるで人が変りでもしたようなおちつきと威厳をとり戻していた。
彩虹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)