“さつきつつじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五月躑躅50.0%
杜鵑花50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御影石みかげいしを敷き詰めて枝もたわわに、五月躑躅さつきつつじの両側に咲き乱れた、広い道路を上った小高い丘の中腹には、緑の山々を背景にした立派な家が、そびえ立っているのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
博士はつと立つて、南側の障子をけて庭を見てゐる。木瓜ぼけ杜鵑花さつきつつじとの花が真赤に咲いて、どこか底にぬるみを持つた風が額に当る。細君の部屋では又こと/\音がする。着更をするのであらう。
魔睡 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)