“御影石”の読み方と例文
読み方割合
みかげいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門から玄関までの間に敷き詰めた御影石みかげいしの上には、一面の打水がしてあって、門の内外には人力車がもうきっしり置きならべてある。
余興 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
昔通りのくぐり門をはいって、幅の狭い御影石みかげいしの石だたみを、玄関の前へ来ると、ここには、式台の柱に、銅鑼どらが一つ下っている。
野呂松人形 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「二十三年前に盜んだ御用金三千兩は、濱町河岸の石置場、百貫あまりの御影石みかげいしの下だ——左の小さいくさびを取ると、子供にも取出せる」