“さしかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差掛66.7%
庇掛16.7%
指掛16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく見るとこれは一軒の生薬屋きぐすりやの店を仕切って、その狭い方へこざっぱりした差掛さしかけ様のものを作ったので、中に七色唐辛子なないろとうがらしの袋を並べてあるから、看板の通りそれを売るかたわ
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「向うの部屋で報告書を書くから、うるさくしてはならぬ」といい捨て、匇々に裏口から飛びだすと、小屋の裏側に、庇掛さしかけになった薪置場があるのを見つけた。
海豹島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
かけ乘物のりものの上下にはしゆ爪折傘つまをりがさ二本を指掛さしかけ簑箱みのばこ一ツ虎皮の鞍覆たる引馬一疋へうの皮の鞍覆たる馬一疋黒天鵞絨くろびろうどに白く葵の紋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)