“さかべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
坂部66.7%
阪部33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井伊兵部（いいひょうぶ）、石川数正（かずまさ）、本多（ほんだ）平八郎、彦八郎などの一族、鳥居（とりい）、大久保、松平（まつだいら）、奥平（おくだいら）などの譜代（ふだい）、酒井、榊原（さかきばら）などの精鋭、水野、近藤、長坂（ながさか）、坂部（さかべ）、などの旗本たち——。
新書太閤記：10 第十分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
自分はすぐに奈々子を引き取った。引き取りながらも、医者は何といった。坂部（さかべ）はいたかといえば、坂部は家にいてすぐくるといいましたと返事したのはだれだかわからなかった。
奈々子 (新字新仮名) ／ 伊藤左千夫(著)
江戸では端唄（はうた）がございました、夜更けて通るは何者ぞ、加賀爪甲斐（かがづめかい）か、盗賊か、さては阪部（さかべ）の三十か、という唄が昔ございました、夜更けて無提灯で歩くものは盗賊か
大菩薩峠：40 山科の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)