“ごぶさた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御無沙汰89.9%
御不沙汰10.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それであるのに二、三年も浄瑠璃に御無沙汰ごぶさたをして、不意にそれを聴いて見ると、それが大変不思議な世界と思えてならない事がある。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
東宮へも久しく御無沙汰ごぶさた申し上げていることが心苦しくてならぬというような話を源氏は命婦にして夜ふけになってから退出した。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「とうに伺うはずだったけれども、少し旅行していたものだから御不沙汰ごぶさたをして済みませんって」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
誠に御不沙汰ごぶさたいたします。ようやく涼しくなり候まま、近日御伺いいたします。九月十三日、鶴所。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)