“ごふくりゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
御腹立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誠に恐入りますが三十円此の川村三八郎へ下さると思召おぼしめして、御腹立ごふくりゅうでは御座いましょうけれども願いたい
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
てゝごの御腹立ごふくりゅうなされましたのも御尤もではござりますけれども、まだ十五六のおとしごろでそういう大きなこゝろざしを持っていらっしゃると云うのは、いかにも尋常なお方でない
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
何うも御尊父さまの御腹立ごふくりゅうの処はかねて承知致し罷り有るが、実は茂之助殿の儀に就いて奈何いかにとも詮術せんすべ有る可からざる処の次第柄に至りまして、何とも申し様も有りません
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何うぞ妹の身の上をもきに願おうと心得て居ったところが、貴方様がお出でになっても、有松屋のばゝあるから何一つ御相談も出来無い、貴方が思い違いを致して御腹立ごふくりゅうでお帰りの時も
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)