“こごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小督76.5%
呼号11.8%
孤傲5.9%
誇号5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盛り上がる古桐の長い胴に、あざやかに眼をませと、への字に渡す糸の数々を、幾度か抑えて、幾度かねた。曲はたしか小督こごうであった。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大原君が洋行から帰って来て天下に家庭教育の改良を呼号こごうする時分はまた大食一点張いってんばりの大原せいでないぜ。世間は必ず家庭の救世主を以て大原君を崇拝するだろう。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
私は彼のへつらわぬ孤傲こごうかれている。
黒猫 (新字新仮名) / 島木健作(著)
他は北州の豪派月輪一刀流より出でて、左腕よく万化の働きを示し、自ら別称を誇号こごうする丹下流。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)