“こくざん”の漢字の書き方と例文
語句割合
黒山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、公孫瓚は、黒山こくざん張燕ちょうえんに協力をもとめ、袁紹を挟み討ちする策をたてたが、密計のうらをかかれて、これまた惨敗に終ってしまった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七蔵しちぞうがゆがみたる耳を貫けばこれも我慢のつのおとして黒山こくざん鬼窟きくついで発心ほっしん勇ましく田原と共に左右の御前立おんまえだちとなりぬ。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
やがて附近にある黒山こくざんの強盗張燕ちょうえんだとか、冀州の旧臣の焦触しょうしょく、張南などというやからも、それぞれ五千、一万と手下を連れて、続々、降伏を誓いに出てくる者が、毎日ひきもきらぬほどだった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)