“こうようかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
紅葉館100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路にぬぎ捨てある下駄を見ると年若の女ということが分る……僕は一切夢中で紅葉館こうようかんの方から山内へ下りると突当つきあたりにあるあの交番までけつけてその由を告げました……
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
その第一回は二十八年二月はじめの月の明るい夜で、場所は芝公園の紅葉館こうようかんであった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
だが、母の弱さにも嘆息ためいきした。母は合資ごうしの、倒れかけた紅葉館こうようかんを建て直して、もうけを新株にして、株式組織に固め、株主をよろこばせたうえで、追出おいだされた。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)