“げいゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
鯨油100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じっさい君たちには、独立した生活なんてものは、これっから先もないんだ! 君たちはまるで鯨油げいゆでできた人間だ。
だんだん近くなりますと、それは頑丈がんじょうそうな変に小さな腰の曲ったおじいさんで、一枚の板きれの上に四本の鯨油げいゆ蝋燭ろうそくをともしたのを両手に捧げてしきりにう叫んで来るのでした。
ポラーノの広場 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
その家には、たったひとり年とったラップランドの女がいて、鯨油げいゆランプのそばで、おさかなをやいていました。となかいはそのおばあさんに、ゲルダのことをすっかり話してきかせました。