“けいちょうけんもんしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
慶長見聞集100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんのもう四十年か五十年早く生まれていたら、彼は大名になったかも知れぬのである。一兵衛自身の身の上話というのは、『慶長見聞集けいちょうけんもんしゅう
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
慶長見聞集けいちょうけんもんしゅう』という本を読んで見ると、今から三百四十年ほど前の、慶長けいちょう六年霜月しもつき二日、江戸丸焼まるやけという大火があったのち、幕府は命令をだして草葺くさぶきをあらためさせ
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それからなお一段と遠方の売買には、高野聖こうやひじりという旅僧が参与した時代もあった。高野聖は一名を呉服聖ごふくひじりとも謂い、江戸の呉服町などはこの呉服聖が開いたと、『慶長見聞集けいちょうけんもんしゅう
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)