“ぎょうぎょうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行々子80.0%
仰々子20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麦の出来悪しと鳴くや行々子ぎょうぎょうし
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
近世の俳人たちに、妙に行々子ぎょうぎょうしという鳥の名は気に入ったらしく、江戸では殊にこれを句にした者が多いようであるが、一時の流行であったと見えて、『七部集』などにはまだ一句も出ていない。
六郷川の中洲の蘆間にただ一度のちぎりから、海賊の娘と旗本の若殿との間に、業病ごうびょうの感染。悪因縁あくいんねんうらみは今も仰々子ぎょうぎょうしが語り伝えている。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
蘆間の仰々子ぎょうぎょうしもこの頃では大分鳴きつかれていた。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)