“きよひめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
清姫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが細長くつづきさえすれば、赤であっても、白であっても、ほかのどんな色でも、色合いにはかまわず、土地の人は一体にそれを「清姫きよひめの帯」と呼びます。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
また清姫きよひめ日高川ひだかがわへ飛びこんで、安珍あんちんを追ったときはこんなものか、十七や十八で豪気なもの。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
着物の市松模様にさえ、嘗て、安珍あんちんを追った清姫きよひめの鬼気がただよっている感さえあった。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)