“きびしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吸子50.0%
急須33.3%
急須子16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ると、朱塗の盆に、吸子きびしょ、茶碗を添えて持っている。黒繻子くろじゅす引掛帯ひっかけおびで、浅葱あさぎの襟のその様子が何とも言えねえ。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
急須きびしょという言葉も、何がもとか知らないが“急”か“求”に“須”を書く。だから「きゅうす」というが、これも支那語の輸入で、そう古くはない。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
天晴あっぱれ御鑑定、本阿弥ほんあみでいらっしゃる。」と急須子きびしょをあける。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)