“きたの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
37.5%
北野25.0%
25.0%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それも校舎の修繕に使うのんなら格別、校舎いうのん豚小屋みたいにきたのうてぼろぼろになったなり、荒れ放題にしたあるのんです。——はあ? いいえ、そのお金は自分の生活費に使つこてはりますねん。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
北野きたの大茶おおちゃなんて、馬鹿気たことでもなく、不風流の事でもないか知らぬが、一方から観れば天下を茶の煙りに巻いて、大煽りに煽ったもので、高慢競争をさせたようなものだ。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「お茶はさしあげません、あまりきたのうございますから」
草藪の中 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「いろいろに、小細工をしよっていかん。薩摩隼人の極く悪いところじゃ。金にきたのうて、小刀細工が上手で、すぐ徒党を作って——」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)