“がでんいんすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
我田引水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とは申せ「東京のうなぎは蒸して焼くから、だしがらのようなもので決してうまいとはいえない」と、よく関西のうなぎ屋がけなしているが、聞くに耐えぬ我田引水がでんいんすいだ。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
こう申しては、我田引水がでんいんすいとお聞きかも知れぬが、主人孫権はまれに見る英邁篤実えいまいとくじつのお方で、よく先哲の秘説をさぐり、賢者を尊び、有能の士を求めること、実に切なるものがある
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何うも宗教家は解釈が我田引水がでんいんすいだから気に入らない。あのドンにそんな国際人道的の意味があるもんか。仮りに東山あたりで、毎日大砲を打つとして見給え。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)