“かりゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嘉暦66.7%
訛略33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめからいうと三十九年目に当るのである。為相はその後正二位権中納言に昇り、嘉暦かりゃく三年六十六で薨じた。家集は『藤谷和歌集ふじがやつわかしゅう』という。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
このナギヌルの訓は従来からそうであるが、嘉暦かりゃく本にはイマゾユキヌルと訓んでいる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
安政中江戸に行われて、寄場よせばはこれがために雑沓ざっとうした。照葉とは天爾波てにはにわか訛略かりゃくだというのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)