“かもんのすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掃部助66.7%
掃部介33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犬千代は、身をひらき、敵へ空を突かせて、よいしおを見たが、長槍を持ち直しているいとまがなかったので、掃部助かもんのすけの頭をなぐりつけた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まだ細川がここに会しておりませぬ。細川和氏ほそかわかずうじ、弟頼春、掃部助かもんのすけら、いいあわせたように見えませぬ」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文明ぶんめい十七年十二月の大晦日おおみそかに、不意討ちをかけて城をのっとったので、掃部介かもんのすけ殿も討死なさったのであります。
茂庭(掃部介かもんのすけ)信高の一人娘で、年は十八歳になる。——一刻ほどまえ、彼は西秋泰二郎に「稽古を休む」と云ったが、桂はそれを聞いてみまいに来たようであった。
月の松山 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)