“かほかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
顏容80.0%
容貌20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中年の怪我で思はぬ盲目になり、見る影もない顏容かほかたちになつてしまひました。こんな顏容ちになればこそ、敵の側まで寄つて來て、五年の長い間、討ち果す折を狙つてをりました
生きてゐるうちは、隨分美しかつたに違ひありませんが、すさんだ生活と氣持が、その顏容かほかたちまでも荒れさして、意志の働かない死面の凄まじさは、平次も思はず顏をそむけたくらゐ。
見て愛惡あいをの心生ずるは是人情なり然すれば知らず/\依顧贔屓えこひいき沙汰さたにも成ゆくにより心に親疎しんそのなきやうにとねむりて訴訟を聽れたりとぞ何さま容貌かほかたいうにやさしく見えると雖も心に惡を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)