“かつりんたろう”の漢字の書き方と例文
語句割合
勝麟太郎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神尾主膳は相変らず、勝麟太郎かつりんたろうの父、夢酔道人の「夢酔独言」に読みふけっている。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その時には名高い木村摂津守きむらせっつのかみ〔芥舟〕、勝麟太郎かつりんたろう〔海舟〕、それに随行して福沢先生が初めて亜米利加アメリカへ行かれた。合衆国の最も田舎、その時にはまだ今日の如く開けない桑港に行った。
「ああいいなあ。名人の至芸しげいだ」安房守は嘆息した。それから大声でやり出した。「俺はもとからの江戸っ子だ。俺の好きなのは平民だ。勝麟太郎かつりんたろう、これでいいのだ。つめて云うと勝麟だ。 ...
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)