“かいばらえきけん”の漢字の書き方と例文
語句割合
貝原益軒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一、その文章からして、従来の漢学臭味かんがくしゅうみを脱している上に、平易明快で、貝原益軒かいばらえきけんをもう少し大きく、明るくしたような書きぶりが頭に残ります。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
むかしの立派なる教育家貝原益軒かいばらえきけん中江藤樹なかえとうじゅ熊沢蕃山くまざわばんざん等はみなじゅくを開いたことはあるが、今日のごとく何百人の生徒を集めて演説講義したものでない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
わたしはやはり小学時代に貝原益軒かいばらえきけんの逸事を学んだ。益軒はかつて乗合船の中に一人の書生と一しょになった。書生は才力に誇っていたと見え、滔々とうとうと古今の学芸を論じた。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)