“おわりのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
尾張守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾張守おわりのかみ平頼盛たいらのよりもり家人けにん弥兵衛宗清は、小侍十数名をつれて、京都へ上る途中であった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宗清は、徒歩かちであるき出した。彼の主人、尾張守おわりのかみ頼盛よりもりのやしきは、遠からぬ所にあった。頼盛は地方官として、常に尾張に在国している。——でほとんどそこは、空屋敷のていであった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)