“おおぎまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
正親町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我らのご先祖宗介むねすけ様が正親町おおぎまち天皇天正てんしょう年間に生きながら魔界の天狗となりこの八ヶ嶽へ上られてからはあらゆる下界の人間に対して災難をお下しなされたのだ。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
火の手はたちまちに土御門の大路を越えて、あっと申す間もなく正親町おおぎまちめつくし、桃花坊は寝殿しんでんといわずお庭先といわず、黒煙りに包まれてしまいました。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
そのうちに、夕立が来て、舞台も観衆も、ズブ濡れになったが、正親町おおぎまち天皇も、秀吉も、座をうごかないので、舞人まいても見物も、そのままきょうをつづけていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)