“おいぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御犬30.8%
牡犬23.1%
於犬15.4%
15.4%
雄犬15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『どこへ失せた、御犬おいぬ野郎は』
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今一疋デカと云うポインタァしゅ牡犬おいぬが居る。甲州街道の浮浪犬で、ポチと云ったそうだが、ズウ体がデカイから儂がデカと名づけた。デカダンを意味いみしたのでは無い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「おッ、於犬おいぬか。働けッ! 働けッ!」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おいぬ 三六—四二
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今は正規の夫婿顔ふせいがおして、凡そ眼のとどかん限り、耳の聞かん限り、一切の雄犬おいぬを屋敷の内へは入れぬ。其目一たび雄犬の影を見ようものなら、血相変えて追払う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)