“えんりゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
淹留100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己のやしきと親長のやしきとに、十余日淹留えんりゅう、正月年頭の儀を了えて鞍馬に帰ったとある。
いで抽斎は再び弘前へ往って、足掛三年淹留えんりゅうした。留守に父の亡くなった旅である。それから江戸に帰って、中一年置いてよしが生れ、その翌年また八三郎が生れた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そして航海中暴風にって、下田しもだ淹留えんりゅうし、十二月十六日にようよう家に帰った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)