“えもんのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
衛門督100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もうお心安くなったのですから、衛門督えもんのかみをお取り扱いになりましたごとく、私を他人らしくなく御待遇くださいますように」
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
こんなことを使いに言わせて来るのにももっともなところがあって、衛門督えもんのかみは母へ同情をせずにはおられないのであった。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
なんらかのすぐれたところを持っている者の死は常に悲しく思召おぼしめす方であったから、柏木かしわぎ衛門督えもんのかみはまして朝夕にお出入りしていた人であったし
源氏物語:37 横笛 (新字新仮名) / 紫式部(著)