“えだく”の漢字の書き方と例文
語句割合
穢濁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とはいえ、何といってもこのことは比類のない穢濁えだくでなければならない。ただに私にとってのみならず、父にとっても、叔父にとっても、人類にとっても……。
それ故本分においては無垢なのである。穢濁えだくは吾々が造作した罪の跡に過ぎない。臨済りんざいは「但造作すること莫れ」と教えた。美も醜も共に醜に染まる、造作に止まる限りは。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)