“うせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
迂生42.9%
雨声42.9%
有聲14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その不都合は万々これなし。迂生うせい臨終のさいは、殿に言上いたすべき心組みに候いき」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
沸くが如きその心のさわがしさには似で、小暗をぐらき空に満てる雨声うせいを破りて、三面の盤の鳴る石は断続してはなはだ幽なり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
わが有聲うせいの靈の麗しければ我はトロサびとなるもローマに引かれ、かしこにミルトをもて額を飾るをうるにいたれり 八八—九〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)